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202405171716
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200607052347
CATEGORY[処方箋]
何時であれ何であれ、自らアクションを起こすのは難しい。成功するのか失敗するの
かと悩んでいるうちはまだ救いもあるが、これが悪化してくると失敗するイメージば
かりが先行し、どのように失敗してしまうのかが気になってくる。以後を放っておく
と、失敗した場合の被害、回復するための労力等、ありとあらゆる「逆捕らぬ狸の皮
算用」的な無限連鎖方程式が秋山仁もびっくりなスピードで展開してしまう。これは
いただけない。

とにかく何が必要かといえば、それは成功するための努力ではなく、失敗しないため
の準備ではなく、「思い切り」が必要なだけである。ただ足を進める力。目的地で何
が起きようと、その間に何が起きようと、ひたすらに歩きつづける力。そしてその第
一歩を踏み出す力。それらが必要となるのだが、それより前に、自分にその力がある
かどうかも分らない状態で、それでも歩き出そうとする力があればよい。

という時にはコレに限る。


プロレスラーの入場テーマ曲/各プロレス団体


とにかく足を動かさなくてはならないという時に聞くコイツは、超・超・超強力。
なにせ汗を迸らせ血を流し戦うプロレスラーを戦いの場へと突き動かすテーマソング
である。言ってみればこれ自体がレスラーをリングへと運ぶカタパルトみたいなもの
であるのだから、我々ヘタレな一般人が突き動かされない訳がない。

選曲については各々で個人的な好みがあるだろうからここで指定することはないが、
私のオススメはなんといってもスタン・ハンセンの「サンライズ」である。よくバラ
エティ番組の乱闘シーンなどでBGMにつかわれていたりするので、おそらくプロレスを
知らない人でも何度かは聞いたことがあると思う。西部劇を思わせるBGMが突然のリ
バース音をきっかけに中断、リズムが畳み掛けた後、さらに強烈なブラスが鳴り響く
というおなじみの導入部分は聞く者の魂を鷲掴みにし、歩む者の足をさらに前へと運
ぶだろう。そのとき左手にはサポーター、右手にはブルロープを『気分的に』装着し
ておけば、この先どのような混乱や困難が待ち受けていようとも怯むことはない。後
は最後に雄たけびを上げるシーンだけをイメージしておけばいい。最高である。

また、曲によっては特定のシチュエーションにおいて更なる効果が期待できる。特に
ブロディの「移民の歌」であれば、コミケでお馴染みの4列渋滞くらいは簡単に横
断、突破出来るだろう。コミケスタッフに呼び止められたら直ちにグレート・ムタの
「ムタ協奏曲」に切り替えて毒霧をおみまいしてやろう。仮に横断しないとしても
ロードウォーリアーズの「アイアンマン」を無限リピートさせ、常に近寄りがたい
オーラを発揮するのも一つの手だ。逆に殺人的混乱をにこやかにやりすごしたいので
あれば、ファンクスの「スピニング・トウ・ホールド」でキマリ。

とにかく、とにかく試してみて欲しい。これはどんな人間にでも絶対に効く。
「誰か背中を押してくれはしないだろうか?」
そんなことを考えている時には、絶対にお勧めの処方箋である。

似たような素材としてK1やプライド選手の入場テーマがあるが、踏み出しのエネル
ギーとなるべき『圧倒的な勝利』のイメージに全く結びつかないため、絶対に勧め出
来ない。
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200606180032
CATEGORY[処方箋]
貴方が成人した日本人である限り、3つの義務が課せられている。教育を受けさせる
義務は子供を持たない限り縁はないだろうが、他の二つを避けている方はそう多くな
いだろう。順番としては労働、そして納税でとなる。では、そのどちらがストレスの
元凶になりやすいかというと、それは労働の方だろう。脱税でもしない限り納税がス
トレスになることはない<会費はきちんと払いましょう

では、労働におけるストレスとはどういうものなのだろうと考えてみると、私の足元
にはそれこそ底が知れぬくらいの大穴がぽっかりと口を開ける。就職活動から始まっ
て新人研修、業務内容、先輩上司顧客らとの人間関係、なれてきた頃に後輩の教育、
人事管理……まぁ、環境によりこの辺はさまざまあるだろうが、万人共通なものを上
げただけでもこれだけある。各々方が指折り数えたとしたらおそらく両手の指では足
りないだろう。

では、そんな人のためにこのCDを贈ろう。


井上喜久子の月刊「お姉ちゃんといっしょ」1月号~12月号
コードPCCG-00371~382、00426


ベルダンディーやロベリア、古くはエレクトラさんやかすみ姉ちゃんとしてお馴染み
の井上喜久子が贈る、スペクタクル脱力CDである。
Amazonでの紹介文を引用するが、「好き勝手におしゃべりし,それを月刊CDにするとい
う冒険心あふれる企画の創刊号。台本がない(と思う)気軽な喜久ちゃんの言葉の端々
に,素の彼女の性格の良さが出ている。」とある。はじめて聞くととそんなばかなと思
いたくなるが、そのバカが今でも各方面で大活躍していらっしゃるので認めるほかは
ない。
とにかく、井上女史の好き勝手っぷりが尋常ではない。請け負った70分強という時間
中好き勝手におしゃべりし、合間を見つけては好き勝手におやつを食べ、満腹になっ
たところで好き勝手に即興電○音楽を歌う。のほほんでは決して済まされない、ボケ
ボケのカオスは常にスピーカーからだだ漏れ状態だ。そのショックたるや安全バーが
上がりきった状態でのジェットコースターに近いものがある。そんなボケボケの重力
でリスナーを脳震盪状態にさせておきながら、時間が来たら全てを置き去りにして
「ハイさようなら」なのであるから、この潔さにはもはや、のけぞる以外に手段がない。
リスナーという言葉を口にしたが、このノリは深夜ラジオに近いものがある。が、伊
集院光も鶴光師匠も、ラジオというものの公共性について少しは配慮したものを放送
しているはずだ。しかしこれは電波ではなくCdである。聞きたい人間だけが聞いてい
ることを前提にして作られている分、その弾けっぷりは凄まじいのだ。

私がフリーターをしていた頃、よくこのCDを聞いていたものだった。普段はヘッドホ
ンで聞いていたのだが、ある日普通にスピーカーで聞いていたところ、私がラジオを
聞いているものと勘違いした母親が「その変な番組は何?」と尋ねてきた。私がCDで
あることを彼女に伝えると、彼女は「お前はそれを買ったのか」と、また尋ねてき
た。そこで友達から借りたものをダビングしたのだと伝えると、彼女は神妙に頷きな
がら、こう言った。


「こんなことをしてでもお金は稼げるんだから、お前も頑張んな」


歌を歌ってお菓子を食べて、思いついたことをただ並べるだけでお金を稼ぐ人のこの
CDは、見る(聞く)角度によって様々に姿を変える。
考えてみて欲しいのだが、ボケのバブルとも思わしきこのCDが、はたして何のストレ
スも無しに製作されたものだろうか?
このCDは様々なトラブルを乗り越えて作られている。月間と称しながらも発売時期は
全く安定せず、大きく延期されることも何度かあった。権利物の歌を思わず歌おうと
して、スタッフがあわてて阻止したこともある。今月の歌を作れなくなり、逃げ出し
たスタッフもいる。思うスタジオがなかなか借りられなかったこともあるのだ。
しかし井上喜久子の声には、そんなものはみじんも感じられない。ストレスをいくら
かかえていても、仕事は素敵に──自分にとって素敵に、他人にとってはなお素敵
に、こなすことが出来るのだということを教えてくれるのだ。
ストレスの解決策にはならなくとも、自分の気持ちを正しい位置に戻してくれる役割
を常に果たしてくれるのだ。

音楽を押井アニメなどで知られる川井憲次が担当している点にも注目したい。無駄に
スタッフが豪華だったりする。

とにかく、労働というものの様々な形を見せ付けてくれ、さらに気分を楽にしてくれ
る素敵なアイテムである。ブックオフでたまに見かけるが、おおむね100円CDのコー
ナーに全巻そろっている場合が多いので、まとめて購入されることをお勧めする。


ちなみに私のお気に入りは後のシリーズである「新お姉ちゃんといっしょ」の「夏の
号」である。井上喜久子が海岸でバーベキューをし、その際にバーベキューの語源に
ついて語ってくれるのだが……この後はCDでご確認、そしてご脱力いただきたい。


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200606061044
CATEGORY[処方箋]
仕事で、学校で、あるいは家庭で日々生活していると、ふと感じることのあるコミュ
ニケーションの不和。そうした出来事から「もしかしたら自分はまったく相手にされ
ていないのでは?」という不安に見舞われることも数多くある。自分の望む「あるべ
き理想の関係との温度差」を体感したときに心に吹きすさぶ隙間風の寒いことといっ
たら、鼻水も一瞬で凍りつくというもの。

言ってみれば、これは自分の待遇に対する不安だ。これを解決するためにとるべき行
動は、歯を食いしばって耐えるのではなく、ウサばらしに思い切った買い物や飲みに
出歩く・・・・・・でもなく、単純に「まだマシだ」と思うこと。これが一番である。自分
が心の逆境に立たされたとき、なにくそと思い奮い立つのも手の一つだが、この「ま
だマシだ」とつぶやいて一時的にでも現状を受け入れる気楽な選択は、自分の現状認
識を軽くし、理想的ではないものの受け入れられなくは無いという程度にまで気持ち
を改めさせてくれる。

ではそのきっかけを手に入れるために、下のブログにアクセスしよう。


「竹原慎二のボッコボコ相談室」
http://promotion.yahoo.co.jp/charger/200606/contents02/theme02.php


TV番組「ガチンコ」のコーナーで記憶にある方々も多いと思う。元世界ミドル級チャ
ンピオンの竹原慎二が悩めるサラリーマンからの相談を、ことごとくカウンターでや
りかえすブログである。そのちゃぶ台の返しっぷりには見事というほかは無く、発表
以来各地のオモロネタ掲示板で紹介され、はてはジェネレーターも作られる程となった。

とにかく返答の第一声が強烈だ。質問者の根性の無いボディに容赦なく拳を埋め、下
がりきったガードを跳ね上げながらプライドを打ち崩す。たった一言にそれだけの威
力が込められているのは、彼がかつてチャンピオンとしての生きた証なのだろうか。
なんといってもブログのタイトルが「ボッコボコ相談室」であり、相談相手(対戦相
手?)は元世界チャンプなのだから、ここは看板に偽りなしと納得すべきところなの
だろう。もし初めてこのブログを見られる方なら、そのボッコボコぶりに唖然とする
だろう。そしてその後に大爆笑だ。

預けられた相談をまず強烈な一言で返し、その後に彼なりの人生訓を与えるという応
答スタイルは非常に分かりやすく、言っていることもあくまでも彼の主観ではあるが
キッチリ筋が通っていて、説得力に満ちている。読み込んでいくとフンフンと頷ける
個所もないわけではない。しかしいくらヘタレのリーマンが相手にこの言葉の鉄槌、
豪腕パンチは相手の命を奪いかねない。「とりあえずの一言」でカウンターをとられ
た相談者は、次の行を読む気力も無くしてマットを舐め、なお言葉の鉄槌に打ちのめ
されることになるのだから、心境察していたみいること余りある。中には本当に一言
で終わった相談もあるくらいだ。そんな彼らは一様に「相手にされなかった」と思う
だろう。

まぁ、彼らはまったく相手にされなかったのではないのだし、少しはタイトルを考え
てから相談を持ち込めという気もするが・・・・・・実際相談事を呼んでみると、竹原でな
くとも彼らを叩きのめしたくなる気持ちがこみ上げてくる(笑)

「こんな風に相手にされないよりはマシだ」
「こんな風にくだらなく悩んでいる奴等よりはマシだ」

相談者以外の人間に対してはとても明るく朗らかな、とても気持ちのいいブログであ
る。ぜひお試しいただきたい。

なお、もしあなたがここに集まる相談者よりも冷遇されているようなら、あなた自身
が相談室ブログを開き、自ら言葉のカウンターを振るうことをお勧めする。その場合
にもこのブログは非常に参考になるだろう。成功と精神衛生状態の回復を心から祈る。

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200606011351
CATEGORY[処方箋]
・・・・・・始めますと言ってからの数日はネタを探していたのですが、まぁパソコンの立
ちあがらねーこと、回線の込み合ってること、あげくにゃ新種のウィルスと・・・・・・溜
まりに溜まったフラストレーションのやり場も無く、ただただイライラした挙句「こ
の世の中全部が自分の敵だ!」ととんでもない被害妄想に陥っておりました。イライ
ラするとよくないですね。

というわけで、「とにかくイライラをぶっ飛ばしたい!何もかもぶっ壊したい!バイ
オレンスに解決したい!でもパソコンが壊れたらイヤだ!」という時にうってつけの
処方箋がこちら。↓


「ドーベルマン」
1997年/フランス映画/ 監督 ヤン・クーネン/ 主演 ヴァンサン・カッセル


神をも恐れぬ銀行強盗と手段を選ばぬ暴力刑事の強烈バイオレンス映画。悪である銀
行強盗が主役であり、連続する殺害シーンが収録されているところなどはハリウッド
の「ナチュラル・ボーン・キラー」に似ているが、あちらが幼年期のトラウマ等のア
メリカにおける暴力の縮図がストーリーの中に構成されているのに対し、こちらには
何のバックボーンも無い。ただ単純に暴力が繰り返されるだけ。すなわち、協調も同
調も必要とせず純粋に暴力にのめり込める。

また、登場人物達の個性が強すぎるのも特徴の一つだ。とことんクールな主人公、聾
唖で銃器の達人であるその恋人、愛犬家の筋肉バカ、ブチ切れ早撃ち野郎、爆弾魔の
神父、オカマのドラック狂、露出狂のスナイパー・・・・・・とまぁ、こうして書いていて
も要約してるんだか手を抜いているんだか分からない個性の持ち主が勢ぞろいする。
この辺はサラっと飛ばしていただいてもかまわないが、普段くどい私が単語で説明し
きったこれらのキャラクターには一見の価値がある。

さて、「ナチュラル~」にも変態刑事や悪徳ジャーナリストが出てきたが、こちらに
も強烈な正義の敵役が登場する。ゲシュタポの生き残りと噂される最狂警視クリス
チーネだ。ここでもまた説明が終わってしまったような気がするが、コイツの狂い方
がハンパではない。彼は悪党メンバーの家に殴りこみ、一家と赤ん坊を人質にして情
報を聞き出そうとするのだが、そのシーンには私も目を被う。とにかく、他の映画で
は未体験のシーンがこれでもかと繰り返してくれる彼の動きには圧倒されることマチ
ガイナシだ。

ちなみに、映像や音響の技術もかなり高い。トランス系の音楽に合わせて繰り広げら
れる銃撃戦には銃声のリズムさえ感じる程だ。単純な暴力映画ならゴマンとあるが、
ここら辺の構成の絶妙さがこの映画をより軽快に、入り込みやすくしているのではな
いかと私は思っている。

とにかく全編が爆煙と暴力と変態行為のオンパレード。我々が普段身を預けている常
識世界が一片たりとも存在しない、あえて言うなら暴力によるファンタジー世界。た
まにはどっぷりと首までつかってみるのも悪くない。たまになら。


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