映画「トランスフォーマー」見てきました。以下批評。
見たのが日本語吹き替え版だったので、台詞回しの迫力には欠けるのですが、コンボ
イなどメインのキャラでは吹き替えの声優が昔のアニメと同じでした。これには
ちょっと感動。
全体的に流れる「イラク戦争万歳」な雰囲気もチョットだめ。
ここ数年でドリームワークスの仕事は飛躍的にレベルアップした。編集のテクニック
も上がってる。おそらくコンテの段階で既にCGをどれくらいの割合で挿入するかを完
全に把握しているのに違いない。脱帽。
2への付箋を作るシーンが強引すぎ。1がヒットしたらの3部作構成なんだとか。
ふーん。
ストーリーの薄っぺらさと後半に連発するご都合シーン、説明台詞にはうんざり。
CGにおんぶに抱っこのアクションシーンかとおもいきや、結構生身の人間も体張って
る(ように見える)。
ところどころにあるアメリカ的なギャグはかなりセンスがいい。
最新の空軍兵器がバンバン登場してやられていくのは爽快。
オタク少年がお姉さんに惚れられてしまうサイドストーリーは「電車男」の影響なの
か?もはや車がロボットになる以上にファンタスティック(w
特殊機関が、何の役にも立ってないのは設定のミスか?それとも何かの皮肉なのか?
ロボットとの友情物語があるが、すげー曖昧で結果だけ見せられる感じ。
結論。面白い。ただし、映画館に限る。
今もし、この映画を見ようか見まいか悩んでいる人がいたらならば、迷わず映画館に
行ったほうがいい。
この作品を見るなら、絶対に映画館で見なければならない。なぜならば、DVDとテレビ
ではこの映像の迫力が完全には伝わらず、結果的にアラが目立ち、クソ面白くないス
トーリーに腹を立て、デッキを破壊しかねないからである。器物破損、あるいは家庭
内暴力を防止するためなら1800円は安い。見るならばモーニングかメンズデーを
選ぼう。
この作品を楽しむためには、映画館に行きさえすればいい。映画館の大スクリーンと
サウンドがあれば、上に書き連ねた欠点など笑って許せるくらいのお楽しみが待って
いる。
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